晴病文庫

サークル【晴病文庫】のブログです。

書いたもののこと

文フリにて出した本のこと、以下にたたんでぼやきます。

罪人と少女小間使い

たいしたことじゃないんですが、ネタフォルダで捜し物してたら小間使いの原案的な短文が出てきたので。
『おじさんは帰ってこない。連れて行かれたらもう戻れないって言っていた。
掃除をして、洗濯をして、料理を作って。することがなくなれば、私はおじさんの部屋へ行く。大きな肘掛けと、小さなソファ。私は肘掛けにあごを乗せ、おじさんの大きな手が頭に乗るのを待つ。どれだけ待っても、あのあたたかさは戻らない。
おじさんは、五百回目の朝が来るまで外に出ちゃいけないって言っていた。まだ朝は十回も来ていない。五百回目の朝まで、私はどれだけ泣くだろう。
薄暗い城の中、遠い朝を迎える日まで、私は一人で生きていく。』
ってのが原案でした。最初は締めの一文を『五百回目の朝が来るまで、私は一人で生きていく。』にするつもりだった。けどぶん投げ過ぎてる気がしたので1pエピローグを足しました。蛇足でないことを祈る。

男には♡がなかった

製本版では男ことジル(仮名)の過去もプラスしたけれど、ネタフォルダを見てたらノートの段階で書いてなかった設定がプラスされてて、ジルが目覚めたのは西の果てじゃなく東の果てになってた。でも最終稿では西の果てで目覚めてた。
ファイルに『そして始まる二人のラブストーリー。』ってあったんだけどラブストーリーではないよなぁこれ。何だろうね。書いといて自分でもジャンルがよくわからない。ファンタジーだけでいい? いいかな?

人食いのケモノが恋をした

ネタメモ見てると雪が雪枝の指食べちゃうシーンから膨らませていった作品らしい。雪と雪枝。「雪が積もった山って素敵やん?」って発想から二人とも名前に雪の字を冠してる。
白くてもふもふしてでっかい獣は人外好きのロマンだと思ってます。普段甘えたりしない人外がでれんでれんに甘えてくるのも可愛くて大変良いと思います。そんな感じに性癖ばっか詰め込みました。改めて読み返すと……好きな要素ばっか詰め込んでるなこれ……いやどの作品も基本そうなんだけど……。でも人外っていいよね! いいよね!? いいって言うんだ!

総括

去年よりは成長してるんじゃないかなーって思ったり、いややっぱ変わってないわって思ったり。楽しみつつも後から読み返して納得できる作品を書けるよう今後も精進していきたいです。